健常成人男女の方々にコーヒー豆マンノオリゴ糖を1日当たり0.5gまたは1.0gを2週間摂取していただき、排便アンケートを行いました。コーヒー豆マンノオリゴ糖を0.5g摂取したグループは、摂取していないグループと比べて排便日数・回数とも多くなることがわかりました。この結果により、1日当たりコーヒー豆マンノオリゴ糖0.5gの摂取でも排便状態が改善することがわかりました。
軽度肥満(BMI25以上)の健常成人男女の方々に、コーヒー豆マンノオリゴ糖を1日当たり3.0gを12週間摂取していただき、摂取前後の血中中性脂肪の濃度を比較しました。コーヒー豆マンノオリゴ糖を摂取したグループは、摂取していないグループと比べて血中中性脂肪が減少することがわかりました。
過去に行った臨床試験データから、メタボリックシンドロームおよびメタボリックシンドローム予備軍(血中中性脂肪≧150ml/dl、血中HDL<40mg/dl、収縮期血圧≧130mmHg、拡張期血圧≧85mmHg、空腹時血糖値≧110mg/dlの中で1項目該当)に該当する被験者データを抽出して、コーヒー豆マンノオリゴ糖摂取前後の改善状況について整理しました。
その結果、被験者全体の36%が健常に転じ、メタボリックシンドローム(MS)、メタボリックシンドローム予備軍(PreMS)ともに減少しており、MS・PreMSが改善すること、つまりメタボリックシンドローム予防の効果が期待できることがわかりました。